愛媛県の人気観光スポット

下灘駅 各地の人気観光スポット

愛媛県の人気観光スポットを5つご紹介します。それぞれの良い所と残念な所もお伝えします。

1. 道後温泉本館(愛媛県松山市)

道後温泉本館は、愛媛県松山市にある、日本最古の温泉の一つとされる道後温泉の中心的な存在です。風格ある木造建築と、趣の異なる複数の浴場が魅力で、多くの観光客や地元の人々に愛されています。

歴史的な成り立ち

  • 道後温泉の歴史は非常に古く、約3000年前の古代に遡るとも言われています。聖徳太子も入浴したという伝説が残っています。
  • 現在の道後温泉本館は、明治27年(1894年)に建てられたもので、木造三層楼の堂々とした佇まいが特徴です。
  • その後、増築や改築を経て現在に至っています。
  • 宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルの一つとも言われています。

良い所

  • 歴史と風格のある建物: 明治時代の建築様式を今に伝える、趣のある木造建築は一見の価値があります。
  • 泉質の良さ: アルカリ性単純温泉で、肌に優しく、湯あたりしにくいとされています。
  • 多彩な入浴体験: 4つの異なる浴場(神の湯2階席、神の湯階下、霊の湯2階席、霊の湯階下)があり、それぞれ異なる雰囲気と料金で楽しめます。
  • 周辺の散策: 温泉街には、お土産店や飲食店、足湯などがあり、湯上りの散策も楽しめます。
  • アクセス: 松山市内からのアクセスも比較的便利です。

残念な所

  • 混雑: 特に週末や祝日、観光シーズンは大変混雑し、入浴待ちが発生することもあります。
  • 建物内の階段: 歴史的な建物であるため、館内には階段が多く、バリアフリー設備は限られています。
  • 改修工事: 現在、保存修理工事が行われており、一部利用できない浴場や見学できない箇所があります(2025年4月7日時点)。工事期間や状況は事前に確認が必要です。

見どころスポット

  • 建物外観: 明治時代の風格を今に伝える、重厚な木造三層楼の建物は、昼間はもちろん、ライトアップされた夜も美しいです。
  • 神の湯: 本館で最も歴史のある浴場で、広々とした浴槽が特徴です。
  • 霊の湯: より趣のある造りで、皇室専用の湯殿「又新殿」を見学できます(工事状況による)。
  • 坊っちゃんの間: 夏目漱石が滞在したとされる部屋を再現した展示室です(工事状況による)。
  • からくり時計: 本館正面にあるからくり時計は、毎正時になると夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物たちが現れます。
  • 周辺の足湯: 温泉街には無料で利用できる足湯がいくつかあり、気軽に温泉を楽しめます。

観光のヒント

  • 事前に道後温泉本館の公式サイトで、工事の状況や営業時間、料金などを確認しましょう。
  • 混雑を避けるなら、朝早くや平日の訪問がおすすめです。
  • 複数の浴場を体験するのも良いでしょう。
  • 湯かご(脱衣かご)やタオルは持参するか、レンタルを利用できます。
  • 温泉街の散策と合わせて楽しむのがおすすめです。

道後温泉本館は、日本の温泉文化を肌で感じられる、歴史と風格のある温泉施設です。工事期間中ではありますが、その魅力を十分に堪能できるはずです。

2. 松山城(愛媛県松山市)

愛媛県松山市の中心部にそびえ立つ松山城は、現存12天守の一つであり、その美しい姿と歴史的な価値から、愛媛県を代表する人気の観光スポットです。

歴史的な成り立ち

  • 松山城は、関ヶ原の戦いの功績により伊予松山藩主となった加藤嘉明が、1602年(慶長7年)から築城を開始しました。
  • その後、蒲生忠知、松平(久松)氏へと城主が変わりながら、約25年の歳月をかけて完成しました。
  • 1635年には天守を含む主要な建物を焼失しましたが、その後、松平定長によって再建されました。
  • 明治時代の廃城令後も、天守や一部の櫓が現存し、国の重要文化財に指定されています。

良い所

  • 現存天守: 江戸時代以前に建てられた天守が現存しており、当時の姿を今に伝えています。
  • 美しい景観: 山頂に位置するため、松山市街や瀬戸内海を一望できる素晴らしい眺望が楽しめます。
  • 多彩な史跡: 天守のほか、櫓、門、石垣など、多くの歴史的な建造物が残っています。
  • アクセスの良さ: 市内中心部に位置し、ロープウェイやリフトで手軽に登城できます。徒歩での登山道もあります。
  • 周辺観光: 道後温泉など、松山市内には他にも多くの観光スポットがあります。

残念な所

  • 階段の多さ: 天守内や城内は階段が多く、足腰に不安がある方は注意が必要です。
  • 混雑: 特に桜の時期や連休は、多くの観光客で賑わいます。
  • 天候による影響: 悪天候の場合、眺望が悪くなることがあります。

見どころスポット

  • 天守: 三層三階の壮麗な天守は、松山城のシンボルです。内部は展示室となっており、城の歴史や武具などが展示されています。
  • 筒井門: 本丸の正門で、重厚な石垣と櫓門が印象的です。
  • 紫竹門: 二の丸にある門で、美しい石垣と門の構造が見どころです。
  • 隠門: 本丸にある秘密の抜け穴のような門で、籠城戦の際に使われたと考えられています。
  • 登り石垣: 斜面に沿って築かれた石垣で、防御機能を高めるための工夫が見られます。
  • 二の丸史跡庭園: かつての二の丸跡に整備された庭園で、四季折々の花々や池などを楽しめます。
  • ロープウェイ・リフト: 手軽に山頂まで登ることができる便利な交通手段です。

観光のヒント

  • 時間に余裕があれば、天守だけでなく、城内の様々な史跡を巡るのがおすすめです。
  • ロープウェイやリフトを利用する際は、混雑状況を確認しておくと良いでしょう。
  • 松山城周辺には、美味しい郷土料理のお店やお土産店もたくさんあります。
  • 春には桜、秋には紅葉と、四季折々の自然も楽しめます。

松山城は、歴史と美しい景観を堪能できる、愛媛県を代表する観光スポットです。ぜひ、訪れてみてください。

3. しまなみ海道(広島県尾道市と愛媛県今治市を結んでいます)

しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、瀬戸内海の島々を7つの橋で結んだ全長約70kmの自動車道・自転車道です。その美しい多島美の景色と、サイクリングロードとしての魅力から、国内外問わず多くの観光客を惹きつけています。

歴史的な成り立ち

  • しまなみ海道の構想は、高度経済成長期に本州と四国を結ぶ架橋計画の一つとして持ち上がりました。
  • 1988年に最初の橋である因島大橋が開通し、その後、順次橋梁が建設され、1999年に全線開通しました。
  • 当初は自動車専用道路として建設されましたが、その景観の美しさからサイクリストの要望が高まり、自転車道が整備されました。
  • 現在では、「サイクリストの聖地」としても知られ、国内外から多くのサイクリストが訪れるようになりました。

良い所

  • 絶景の多島美: 瀬戸内海の穏やかな海と、緑豊かな島々、そしてそれを結ぶ美しい橋のコントラストは、息をのむほどの絶景です。
  • サイクリングの聖地: ブルーラインで示された走りやすいサイクリングロードが整備されており、初心者から上級者まで楽しめます。レンタサイクルも充実しています。
  • 島ごとの個性: 各島には、歴史的な史跡、美しい海岸線、特産品など、それぞれ異なる魅力があります。
  • グルメ: 瀬戸内海の新鮮な魚介類や、各島の特産品を使ったグルメを楽しめます。
  • 温暖な気候: 年間を通して比較的温暖な気候で、サイクリングや観光に適しています。

残念な所

  • 橋の通行料金: 自動車で通行する場合、橋ごとに通行料金がかかります。
  • 自転車道のアップダウン: 島によっては、自転車道にアップダウンが多い箇所があります。
  • 夏季の暑さ: 夏場は日差しが強く、暑さ対策が必要です。
  • 公共交通機関の便: 島によっては、公共交通機関の便が少ない場合があります。

見どころスポット

  • 尾道: しまなみ海道の広島県側の玄関口。ノスタルジックな街並みや寺社巡りが楽しめます。
  • 因島: 日本有数の水軍である村上水軍の本拠地。水軍城跡や因島水軍城資料館があります。
  • 生口島: 「瀬戸内のレモン島」として知られ、耕三寺や未来心の丘などのアートスポットもあります。
  • 大三島: 大山祇神社があり、古くから「神の島」として信仰を集めています。
  • 伯方島: 塩の生産が盛んで、「伯方の塩」の工場見学ができます。
  • 大島: 亀老山展望公園からは、来島海峡大橋の絶景を望めます。
  • 今治: しまなみ海道の愛媛県側の玄関口。今治城やタオル美術館ICHIHIROなどがあります。
  • 来島海峡大橋: 世界初の三連吊橋で、その壮大な姿は圧巻です。
  • サイクリングロード: 各島を結ぶサイクリングロードは、景色を楽しみながらのサイクリングに最適です。

観光のヒント

  • サイクリングを楽しむ場合は、事前にルートや体力レベルに合わせた計画を立てましょう。レンタサイクル店も事前に調べておくと便利です。
  • 各島の観光スポットやグルメ情報を事前に調べておくのがおすすめです。
  • 橋の上は風が強いことがあるので、注意が必要です。
  • 宿泊施設は、尾道や今治、または各島にあります。早めの予約がおすすめです。
  • 季節によって景色が変わるので、何度訪れても楽しめます。

しまなみ海道は、サイクリストだけでなく、ドライブや観光を楽しむすべての人におすすめできる、風光明媚な観光スポットです。ぜひ、瀬戸内の美しい自然と文化を満喫してください。

4. 内子町(愛媛県喜多郡内子町)

愛媛県喜多郡内子町は、江戸時代から明治時代にかけて木蝋(もくろう)や生糸の生産で栄えた歴史的な町並みが残る、魅力的な観光スポットです。「生きた町並み」として、その美しい景観が保存されており、ゆったりとした時間を過ごしたい旅行者におすすめです。

歴史的な成り立ち

  • 内子町は、もともと山間の小さな町でしたが、江戸時代中期頃から特産品である木蝋の生産が盛んになり、富を築きました。
  • 明治時代に入ると、木蝋に加えて生糸の生産も発展し、さらに繁栄を極めました。
  • この繁栄期に建てられた商家や屋敷が、現在も美しい町並みとして残っています。
  • 木蝋産業の衰退後は、町の活性化のために歴史的な町並みの保存に取り組み、観光地として再生しました。

良い所

  • 美しい歴史的な町並み: 白壁の土蔵や商家が連なる八日市・護国地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、時代劇のセットのような美しい景観を楽しめます。
  • 落ち着いた雰囲気: 大規模な観光地のような賑やかさはなく、静かで落ち着いた雰囲気の中で散策を楽しめます。
  • 伝統産業体験: 木蝋資料館や上芳我邸など、当時の産業や生活を知ることができる施設があり、歴史や文化に触れることができます。
  • グルメ: 地元の食材を使った素朴で美味しい料理や、特産の木蝋を使ったお土産などを楽しめます。
  • 自然: 町の周辺には豊かな自然が広がっており、ハイキングなどを楽しむこともできます。

残念な所

  • 公共交通機関: 電車の本数が少なく、町内の移動にはやや不便を感じる場合があります。レンタカーなどの利用がおすすめです。
  • 夜間の静けさ: 夜になるとお店が早く閉まり、静かになります。賑やかな夜を楽しみたい方には少し物足りないかもしれません。
  • 坂道: 町並みの一部に緩やかな坂道があります。

見どころスポット

  • 八日市・護国地区: 白壁の土蔵や商家が続くメインストリート。散策するだけでもタイムスリップしたような気分になります。
  • 内子座: 明治時代に建てられた芝居小屋で、現在も歌舞伎や演劇などが上演されています。レトロな雰囲気が魅力です。
  • 本芳我家住宅: 木蝋で財を成した豪商の屋敷。当時の生活様式や建築美を見学できます。
  • 上芳我邸: こちらも木蝋で栄えた豪商の邸宅。広大な敷地や庭園が見どころです。
  • 木蝋資料館: 木蝋の製造工程や歴史について学べる資料館。お土産に木蝋製品を購入することもできます。
  • 高昌寺: 静かで美しい庭園を持つ寺院。
  • 内子フレッシュパークからり: 地元の特産品を使ったグルメやお土産が楽しめる道の駅のような施設。

観光のヒント

  • 町並みは徒歩で十分に散策できますが、少し離れた場所へ行く場合はレンタサイクルやレンタカーの利用を検討しましょう。
  • 内子座の公演スケジュールを確認して、観劇するのもおすすめです。
  • 木蝋を使ったろうそく作り体験など、伝統産業に触れる体験プログラムに参加してみるのも良いでしょう。
  • 周辺には、四国カルストなどの自然豊かな観光スポットもあります。

内子町は、日本の古き良き時代の面影を残す、心安らぐ場所です。ぜひ、ゆっくりと時間をかけて散策し、その魅力を堪能してください。

5. 今治タオル美術館(愛媛県今治市)

今治タオル美術館は、愛媛県今治市にある、タオルをテーマにしたユニークな美術館です。高品質な今治タオルの魅力はもちろん、アートとしても楽しめる空間が広がっており、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

歴史的な成り立ち

  • 今治タオルは、120年以上の歴史を持つ愛媛県今治市の地場産業です。
  • その高品質なタオルを広くPRし、新たな文化を発信するため、2000年に「タオル美術館ICHIHIRO」としてオープンしました。
  • 株式会社一広(イチヒロ)というタオルメーカーが運営しています。
  • 単なるタオルの展示だけでなく、アート作品としてのタオルの可能性を追求する施設として、独自の地位を築いています。

良い所

  • 高品質な今治タオルの魅力を体感: ふわふわで肌触りの良い今治タオルの品質の高さを実際に触れて感じることができます。
  • タオルのアート作品: タオルを素材とした独創的なアート作品が展示されており、その発想力と表現力に驚かされます。
  • 製造工程の見学: タオルがどのように作られるのか、その製造工程の一部を見学することができます。
  • 豊富な品揃えのショップ: 様々な種類の今治タオルを購入できるショップがあり、お土産選びにも最適です。
  • 自然豊かなロケーション: 周囲は緑豊かな自然に囲まれており、ゆったりとした時間を過ごせます。
  • レストラン・カフェの併設: タオルをイメージしたユニークなメニューが楽しめるレストランやカフェも併設されています。

残念な所

  • アクセス: 公共交通機関でのアクセスはやや不便な場合があります。車での訪問が便利です。
  • 入館料: 美術館部分への入館は有料です。
  • ショップの価格帯: 高品質なタオルが中心のため、価格帯はやや高めです。

見どころスポット

  • タオルアート: 色とりどりのタオルを組み合わせて作られた巨大なアート作品は圧巻です。季節ごとに展示内容が変わるのも魅力です。
  • 綿の道: 綿花から糸、そしてタオルへと変わっていく工程を展示したエリアです。
  • タオル工場見学: 実際にタオルが織られていく様子を見学できます(稼働状況は要確認)。
  • ミュージアムショップ: 多種多様な今治タオルが揃っており、自分用にもお土産にもおすすめです。
  • レストラン「綿の実」: 今治の食材を使った、タオルをイメージした創作料理が楽しめます。
  • カフェ「パイル」: 景色を眺めながら、ゆっくりとティータイムを過ごせます。
  • 庭園: 四季折々の花々が咲き誇る美しい庭園も散策を楽しめます。

観光のヒント

  • 車で訪れる場合は、駐車場が完備されています。
  • 事前に公式サイトで展示内容やイベント情報を確認しておくとより楽しめます。
  • ショップでは様々な種類のタオルがあるので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
  • レストランやカフェも人気なので、時間に余裕を持って訪れると良いでしょう。

今治タオル美術館は、単なるタオルの展示施設ではなく、タオルの可能性と魅力を様々な角度から楽しめる、ユニークで魅力的な観光スポットです。ぜひ、今治を訪れた際には足を運んでみてください。

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