高知県の人気観光スポット

はりまや橋 各地の人気観光スポット

高知県の人気観光スポットを5つご紹介します。それぞれの良い所と残念な所もお伝えします。

1. 桂浜(高知県高知市)

高知県高知市にある桂浜は、月の名所としても知られる景勝地です。弓状に広がる砂浜と、青い海、そして緑の松林が織りなす美しい景観は、古くから多くの人々に愛されてきました。

歴史的な成り立ち

  • 桂浜は、古くは浦戸湾の入口に位置する砂嘴(さし)でした。
  • 江戸時代には、土佐藩の初代藩主である山内一豊がこの景観を愛で、別邸を設けたと伝えられています。
  • 明治時代以降は、海水浴場として、また観光地として整備が進められました。
  • 1927年には、国の名勝に指定されています。

良い所

  • 美しい景観: 弓状に広がる砂浜と、青い太平洋、そして背後に広がる緑の松林のコントラストが絶妙です。特に月の名所としても知られ、月夜の美しさは格別です。
  • 坂本龍馬像: 桂浜公園内には、幕末の志士である坂本龍馬の巨大な銅像が立っており、人気の写真スポットとなっています。
  • 桂浜水族館: 太平洋に面した水族館で、土佐湾の魚を中心に様々な海の生き物を観察できます。
  • 周辺の自然: 浦戸湾や五台山など、周辺には豊かな自然が広がっており、合わせて観光を楽しめます。
  • アクセスの良さ: 高知市内からバスで約30分と、比較的アクセスしやすい場所にあります。

残念な所

  • 遊泳禁止: 桂浜は、潮流が速く危険なため、遊泳は禁止されています。
  • 観光客の多さ: 特に連休や観光シーズンは、多くの観光客で賑わいます。
  • 天候: 海沿いのため、天候が変わりやすく、強風や雨に注意が必要です。

見どころスポット

  • 坂本龍馬像: 高さ約13.5mの堂々とした龍馬像は、桂浜のシンボルです。
  • 桂浜水族館: 土佐湾の魚類はもちろん、ペンギンやアシカなどのショーも楽しめます。
  • 龍頭岬: 桂浜の東端に位置し、太平洋の雄大な景色を望めます。
  • 亀頭岬: 桂浜の西端に位置し、龍頭岬とは異なる景色を楽しめます。
  • 桂浜公園: 砂浜や松林が整備された公園で、散策や休憩に最適です。
  • 月の名所: 特に中秋の名月の頃は、多くの人々が月見に訪れます。

観光のヒント

  • 桂浜公園内は広いので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
  • 坂本龍馬像と一緒に記念撮影をするのは定番です。
  • 桂浜水族館のショーの時間は事前に確認しておきましょう。
  • 周辺には、坂本龍馬記念館など、龍馬ゆかりの地も点在しています。
  • 夕暮れ時の景色も美しく、ロマンチックな雰囲気を楽しめます。

桂浜は、美しい自然と歴史、そして太平洋の雄大さを感じられる、高知県を代表する観光スポットです。ぜひ、訪れてみてください。

2. 高知城(高知県高知市)

高知城は、高知県高知市にある、江戸時代初期に築かれた城郭です。天守や本丸御殿などが現存しており、国の重要文化財にも指定されている、高知県を代表する観光スポットです。

歴史的な成り立ち

  • 関ヶ原の戦いの功績により土佐一国を与えられた山内一豊が、慶長6年(1601年)から築城を開始しました。
  • 城下町と共に整備が進められ、2代忠義の時代にほぼ完成しました。
  • 寛永年間(1624年~1644年)に大火で主要な建物を焼失しましたが、その後再建されました。
  • 明治維新後も破却を免れ、天守、本丸御殿、追手門などが現存する貴重な城郭です。

良い所

  • 現存天守: 江戸時代初期に建てられた天守が、創建当時の姿をほぼそのまま残しています。
  • 本丸御殿: 全国で唯一現存する本丸御殿で、当時の藩主の生活を知ることができます。
  • 美しい景観: 城山全体が公園として整備されており、四季折々の自然を楽しめます。天守からの眺望も素晴らしいです。
  • 歴史: 土佐藩の歴史や、山内一豊をはじめとする歴代藩主の足跡を学ぶことができます。
  • アクセスの良さ: 高知市の中心部に位置し、公共交通機関でのアクセスも便利です。

残念な所

  • 階段の多さ: 天守や本丸御殿内は階段が多く、足腰に不安がある方は注意が必要です。
  • 一部非公開: 保存のため、時期や状況によって一部の建物やエリアが非公開となる場合があります。
  • 観光客の多さ: 特に連休や観光シーズンは、多くの観光客で賑わいます。

見どころスポット

  • 天守: 三重六階の望楼型天守で、内部を見学できます。最上階からの眺めは絶景です。
  • 本丸御殿: 大広間や藩主の居室などを見学でき、当時の生活空間を感じることができます。
  • 追手門: 高知城の正門で、重厚な造りが印象的です。
  • 石垣: 築城当時のものが残されており、様々な積み方を見ることができます。
  • 板垣退助像: 明治維新の功労者であり、高知出身の板垣退助の像が城内にあります。
  • 山内一豊と千代の像: 高知城を築いた山内一豊とその妻・千代の像が追手門近くにあります。
  • 懐徳館: 旧藩主邸の一部を移築した建物で、歴史資料館となっています。

観光のヒント

  • 時間に余裕があれば、天守と本丸御殿の両方を見学するのがおすすめです。
  • 城内は広いので、歩きやすい靴と服装で訪れましょう。
  • 高知城歴史博物館と合わせて見学すると、より深く高知の歴史を理解できます。
  • 春には桜、秋には紅葉が美しく、季節ごとに異なる景観を楽しめます。

高知城は、歴史的価値が高く、美しい景観も楽しめる、高知県を代表する観光スポットです。ぜひ、訪れてみてください。

3. 四万十川(高知県)

高知県西部に流れる四万十川は、「日本最後の清流」とも呼ばれる、手つかずの自然が残る美しい川です。その歴史的な成り立ち、良い所、残念な所、見どころのスポットをご紹介します。

歴史的な成り立ち

  • 四万十川は、その源流を不入山(いらずやま)に発し、蛇行しながら太平洋へと注ぐ、全長196kmの川です。
  • 古くから流域の人々の生活用水や農業用水として利用されてきました。
  • 急峻な地形のため、大規模な開発を免れ、手つかずの自然が残されました。
  • その美しい景観と清流は、古くから人々に愛され、多くの歌や文学作品にも登場します。
  • 近年では、その自然の価値が見直され、観光資源としても注目を集めています。

良い所

  • 圧倒的な清流: 「日本最後の清流」と呼ばれるだけあり、透明度が高く、美しい水質を誇ります。
  • 手つかずの自然: 大規模な開発を免れたため、豊かな自然がそのまま残っています。
  • 沈下橋: 増水時に水面下に沈むように設計された独特の橋が、風景に趣を添えています。
  • 多彩なアクティビティ: カヌー、SUP、釣り、サイクリング、キャンプなど、自然を満喫できるアクティビティが楽しめます。
  • 豊かな生態系: アユやテナガエビなど、多様な水生生物が生息しており、自然観察にも適しています。
  • 星空: 周辺の光害が少ないため、夜には満天の星空を眺めることができます。

残念な所

  • 交通アクセス: 周辺の主要都市からのアクセスは、やや時間がかかる場合があります。公共交通機関の本数も限られています。
  • 天候による影響: 雨天や増水時は、アクティビティが中止になることがあります。
  • 観光地の整備: 手つかずの自然を残すため、観光施設は比較的少なく、整備も必要最低限に留まっています。
  • 冬季の寒さ: 冬季は気温が低く、特に川沿いは冷え込みます。

見どころスポット

  • 佐田沈下橋: 四万十川を代表する沈下橋の一つで、美しいアーチを描いています。
  • 岩間沈下橋: 周囲の自然と調和した美しい沈下橋で、写真撮影スポットとしても人気です。
  • 高瀬沈下橋: 四万十川最下流に位置する沈下橋で、河口に近い雄大な景色が楽しめます。
  • 四万十川屋形船: ゆったりと屋形船で川下りを楽しむことができます。
  • カヌー・SUP体験: 四万十川の清流を体感できる人気のアクティビティです。
  • 四万十川キャンプ場: 川沿いには自然を満喫できるキャンプ場がいくつかあります。
  • 道の駅 四万十とおわ: 地元の特産品やお土産が揃い、情報収集にも便利です。
  • 四万十川流域の風景: 川沿いをドライブしたり、サイクリングしたりするだけでも、美しい自然を満喫できます。

観光のヒント

  • 四万十川観光は、レンタカーを利用するのが便利です。
  • アクティビティを楽しむ場合は、事前に予約をしておくのがおすすめです。
  • 天候や川の状況を確認してから訪れましょう。
  • 自然保護のため、ゴミは持ち帰り、ルールを守って楽しみましょう。
  • 周辺には温泉施設や宿泊施設もあります。

四万十川は、都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごせる、魅力的な観光スポットです。ぜひ、その清流と豊かな自然に触れてみてください。

4. ひろめ市場(高知県高知市)

高知県高知市にある「ひろめ市場」は、高知の「ええもん」が集まる人気の観光スポットです。地元の人々や観光客でいつも賑わっており、高知の食文化や活気を肌で感じることができます。

歴史的な成り立ち

  • 1998年10月1日にオープンしました。
  • 高知の地元の食材や特産品、飲食店などを集め、高知の魅力を発信する目的で設立されました。
  • 「ひろめ」という名前は、江戸時代末期に活躍した土佐藩の家老・野中兼山の功績を称え、その通称「広目屋(ひろめや)」に由来しています。野中兼山は、治水事業や新田開発など、高知の発展に大きく貢献した人物です。

良い所

  • 高知の食文化を堪能できる: カツオのたたきをはじめ、どろめ、ウツボ料理、土佐赤牛など、高知ならではの様々なグルメを気軽に楽しめます。
  • 地元の活気と賑わい: 市場内はいつも活気に満ちており、地元の人々との交流も楽しめます。
  • 多様な店舗: 鮮魚店、精肉店、野菜店などの物販店から、居酒屋、食堂、お土産店まで、多様なジャンルの店舗が集まっています。
  • 昼から飲める: 多くの飲食店が昼間から営業しており、高知の地酒やビールと共に美味しい料理を楽しむことができます。
  • 雨の日でも楽しめる: 屋内型の市場なので、天候に左右されずに楽しめます。
  • お土産探しにも最適: 高知の特産品やお土産品も豊富に揃っています。

残念な所

  • 時間帯によっては混雑する: 特に週末や祝日の昼食時や夕食時は、非常に混雑します。席を確保するのが難しい場合もあります。
  • 価格帯はやや高め: 観光客向けの価格設定になっている店舗もあります。
  • 落ち着いて食事をする雰囲気ではない: 市場の特性上、賑やかで落ち着いて食事をするというよりは、ワイワイと楽しむ雰囲気です。
  • 駐車場が少ない: 専用駐車場はありますが、混雑時は満車になりやすいです。周辺の有料駐車場を利用する必要があります。

見どころスポット

  • 明神丸: 藁焼きのカツオのたたきが特に有名で、いつも行列ができています。目の前で焼き上げる様子も見ることができます。
  • やいろ亭: ウツボのたたきや唐揚げなど、珍しいウツボ料理を味わえます。
  • 浜焼き 弥太郎: 新鮮な魚介類をその場で焼いて食べられる海鮮焼きのお店です。
  • 安兵衛: 高知で有名な屋台餃子「安兵衛」の味を気軽に楽しめます。
  • 高知の地酒コーナー: 県内の様々な酒蔵の地酒を飲み比べることができます。
  • お土産店: 高知の特産品(カツオの加工品、お菓子、民芸品など)が豊富に揃っています。
  • 中央のフードコート: 様々な店舗の料理を持ち寄って、自由に飲食できるスペースです。

観光のヒント

  • 混雑を避けるなら、平日の午前中や夕方の早めの時間が比較的空いています。
  • 複数人で訪れて、色々な店舗の料理を少しずつシェアするのもおすすめです。
  • 昼間から高知の地酒を楽しむのも、ひろめ市場ならではの楽しみ方です。
  • お土産を探す際は、色々なお店を見て回るのが楽しいでしょう。
  • 現金払いが基本の店舗が多いので、事前に現金を用意しておくと便利です。

ひろめ市場は、高知の食と活気を満喫できる、まさに「高知の台所」のような場所です。高知を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

5. 足摺岬(高知県土佐清水市)

高知県土佐清水市にある足摺岬は、四国最南端に突き出した景勝地です。太平洋の雄大な景色と、亜熱帯植物が生い茂る自然、そして歴史的な灯台などが魅力の観光スポットです。

歴史的な成り立ち

  • 足摺岬の名前の由来は、弘法大師(空海)がこの地を訪れた際に、岩に足跡を残したという伝説にちなむと言われています。
  • 古くから航海の要所として知られ、江戸時代には土佐藩の監視所が置かれていました。
  • 明治時代には、航海の安全を守るために足摺岬灯台が建設されました。
  • その後、その雄大な自然と景観が評価され、観光地として発展してきました。

良い所

  • 雄大な太平洋の眺望: 岬の先端からは、どこまでも広がる太平洋の絶景を望むことができます。特に夕日の眺めは格別です。
  • 亜熱帯植物の自然: 暖流の影響を受け、アコウやビロウなどの亜熱帯植物が自生しており、独特の景観を作り出しています。
  • 歴史的な灯台: 白亜の足摺岬灯台は、日本の灯台50選にも選ばれており、歴史的な価値と美しい姿を誇ります。
  • 弘法大師ゆかりの地: 岬周辺には、金剛福寺をはじめとする弘法大師ゆかりの寺社が点在しています。
  • 遊歩道の整備: 岬周辺には遊歩道が整備されており、自然を満喫しながら散策を楽しめます。

残念な所

  • アクセス: 高知市内からは距離があり、公共交通機関でのアクセスはやや時間がかかります。レンタカーの利用が便利です。
  • 天候: 海に突き出た岬のため、天候が変わりやすく、強風や雨に見舞われることがあります。
  • 冬季の寒さ: 冬季は海風が強く、体感温度が低くなることがあります。

見どころスポット

  • 足摺岬灯台: 白亜の美しい灯台で、内部を見学することもできます(公開期間注意)。
  • 金剛福寺: 四国八十八ヶ所霊場第三十八番札所で、弘法大師ゆかりの古刹です。
  • ジョン万次郎資料館: 土佐清水市出身のジョン万次郎の生涯を紹介する資料館です。
  • 足摺園地: 岬一帯に広がる自然公園で、遊歩道や展望台が整備されています。
  • 白皇山展望台: 足摺岬灯台とは異なる角度から太平洋の雄大な景色を望めます。
  • 爪白の奇岩: 海岸線に見られる奇岩で、自然の造形美を感じられます。
  • 椿のトンネル: 春には美しい椿の花が咲き誇る遊歩道です。

観光のヒント

  • 足摺岬へのアクセスは、レンタカーを利用するのが便利です。
  • 天候に注意し、事前に天気予報を確認してから訪れましょう。
  • 歩きやすい靴と服装で散策するのがおすすめです。
  • ジョン万次郎資料館など、周辺の文化施設も合わせて訪れると、より深く足摺岬の魅力を知ることができます。
  • 夕日を見る場合は、時間に余裕を持って訪れましょう。

足摺岬は、雄大な自然と歴史、そして美しい景観が魅力の観光スポットです。ぜひ、四国最南端の地を訪れて、太平洋の雄大さを体感してみてください。

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