熊本県には、豊かな自然と歴史が育んだパワースポットがたくさんあります。今回は、その中でも特に人気のあるパワースポットを2箇所、ご紹介します。
1. 阿蘇神社

熊本県のパワースポット:阿蘇神社
① 概要
- スポット名: 阿蘇神社(あそじんじゃ)
- 住所: 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
- ジャンル: 神社
- 歴史・伝説: 阿蘇神社は、健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめとする十二神を祀る、全国に約450社ある阿蘇神社の総本社です。創建は孝霊天皇9年(西暦282年)と伝えられる、非常に歴史のある神社です。肥後国一の宮として古くから篤い信仰を集めてきました。楼門は日本三大楼門の一つとされ、荘厳な佇まいを見せていましたが、2016年の熊本地震で倒壊。現在は復旧工事が進められています。また、境内には願い事を念じながら持ち上げ、軽く感じれば願いが叶うと言われる「願かけ石」や、夫婦円満・縁結びにご利益があるとされる「高砂の松」など、多くの人々が訪れるパワースポットとしての側面も持っています。
- ご利益・効果: 五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、厄除開運、縁結び、夫婦円満など、幅広いご利益があるとされています。特に、健磐龍命が阿蘇を開拓したという伝説から、開運や発展のご利益を求める人が多く訪れます。
- 営業時間・拝観時間: 境内は常時開放されていますが、社務所の受付時間や御朱印の受付時間などは変動する可能性があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
- 定休日: 特になし
- 料金: 境内への入場は無料です。
- 公式サイト・関連サイト:
- 連絡先: 阿蘇神社 社務所 TEL: 0967-22-0064
② アクセス
- 鉄道:
- JR豊肥本線「宮地駅」から徒歩約15分。
- バス:
- 熊本桜町バスターミナルから九州産交バス「阿蘇駅前」行きまたは「カドリードミニオン」行きに乗車、「阿蘇神社前」バス停下車すぐ。所要時間は約1時間30分~2時間です。
- 阿蘇駅から九州産交バス「宮地」方面行きに乗車、「阿蘇神社前」バス停下車すぐ。所要時間は約15分です。
- 車:
- 九州自動車道「熊本IC」または「益城熊本空港IC」から国道57号、国道325号経由で約1時間。
- 大分自動車道「九重IC」からやまなみハイウェイ、国道212号、国道325号経由で約1時間30分。
- 駐車場: 普通車約100台
入庫後30分無料 以降60分100円(最大24時間毎1,000円)
大型バス駐車可能
3時間:1,000円(最大料金なし)
③ 魅力と特徴
- エネルギーの特色: 阿蘇の雄大な自然に囲まれ、 古くから人々の信仰を集めてきた歴史ある神社であることから、どっしりとした安定感のある、力強いエネルギーを感じられると言われています。復興への歩みを進める力強さも感じられるかもしれません。
- 見どころ:
- 楼門跡: 熊本地震で倒壊しましたが、その壮大さを今に伝える遺構は必見です。復旧への期待を込めて訪れる人も多くいます。
- 願かけ石: 願い事を念じながら持ち上げ、軽く感じれば願いが叶うと言われています。多くの参拝者が試し、その不思議な感覚を体験しています。
- 高砂の松: 夫婦円満・縁結びの象徴とされる二本の松。寄り添うように立つ姿は、訪れる人々に温かい気持ちを与えます。
- 神水: 境内には、 古代より湧き出る清らかな水があり、飲むことができる場所もあります。阿蘇の自然の恵みを感じられます。
- 摂末社: 本殿の他にも、様々な神様を祀る摂社や末社があり、それぞれ異なるご利益があるとされています。
- 体験できること:
- 参拝: 古くからの作法にのっとり、心を込めて参拝しましょう。
- お守り・お札の授与: 様々なご利益のあるお守りやお札を受けることができます。
- 御朱印の授与: 参拝の証として、御朱印をいただきましょう。復興を祈念した特別な御朱印もあります。
- おすすめの時期・時間帯: 新緑が美しい春や、紅葉が見られる秋は、阿蘇の自然と神社の景観が調和し、より一層魅力的に感じられます。朝の清々しい空気の中で参拝するのもおすすめです。
- 周辺情報: 阿蘇市内には、阿蘇山ロープウェイ(現在運休中)、草千里ヶ浜、阿蘇ファームランドなどの観光スポットがあります。また、阿蘇の湧水を使った豆腐料理やあか牛を使った料理など、地元料理も楽しめます。温泉施設も豊富なので、参拝後にゆっくりと温泉に浸かるのも良いでしょう。
④ 訪れる際の注意点・マナー
- 服装: 神聖な場所ですので、露出の多い服装は避け、清潔感のある服装を心がけましょう。
- 持ち物: 特に必要なものはありませんが、雨具や歩きやすい靴があると便利です。
- 参拝方法: 二拝二拍手一拝の作法を守り、静かに心を込めてお参りしましょう。
- 境内での行動: 騒いだり、走り回ったりせず、静かに過ごしましょう。
- 写真撮影: 許可されていない場所や、他の参拝者の迷惑にならないように注意しましょう。
- 自然への配慮: ゴミは持ち帰り、植物や石などを傷つけないようにしましょう。
- 復興への理解: 熊本地震からの復興途上であることを理解し、温かい気持ちで見守りましょう。
阿蘇神社は、古代より人々の心の拠り所となってきた神聖な場所であり、訪れる人々に力と安らぎを与えてくれるパワースポットです。復興に向けて力強く歩む姿も、訪れる人々に勇気を与えてくれるでしょう。
2. 幣立神宮

熊本県屈指のパワースポット「幣立神宮」
① 概要
- スポット名: 幣立神宮(へいたてじんぐう)
- 住所: 熊本県上益城郡山都町大野712
- ジャンル: 神社、聖地
- 歴史・伝説: 幣立神宮は、日本神話に登場する神々を祀る、創建年代不詳の古社です。神武天皇の勅命により創建されたとも伝えられ、天照大神、大宇宙大和神、神漏岐命・神漏美命の五柱を主祭神としています。特に、東西南北中央の五方から神々が集まったという伝説から、「神が集う聖地」として古くから信仰を集めてきました。境内には樹齢数千年ともいわれる御神木や、水源の一つである「東御手洗」など、神秘的な空気が漂っています。また、五色の幣(ぬさ)を立てて天地の神々を祀ったことが社名の由来とされています。
- ご利益・効果: 五柱の神々が祀られていることから、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、厄除け、開運など、広範囲にわたるご利益があるとされています。特に、宇宙の根源的なエネルギーを感じられる場所として、心身の浄化や魂の癒やしを求める人々が多く訪れます。
- 営業時間・拝観時間: 特に定められた時間はありません。境内は自由に参拝できます。社務所の受付時間は通常9:00~17:00頃です。
- 定休日: 無休
- 料金: 境内への入場は無料です。
- 関連サイト:
熊本県公式観光サイト – 幣立神宮
高天原 日の宮・幣立神宮について
② アクセス
- 公共交通機関:
- 熊本市街・阿蘇くまもと空港・高森駅前から特急バス(1日1往復のみ)→「馬見原(まみはら)中鶴」下車後、徒歩約40分
- 車:
- 熊本市街から約100分、通潤橋から約30分、道の駅あそ望の郷くぎの(南阿蘇村)から約60分、高千穂峡(宮崎県)から約40分
- 駐車場:無料駐車場あり(約50台)。ただし、正月や例大祭などの祭事の際は混雑します。
③ 魅力と特徴
- エネルギーの特色: 幣立神宮は、「気」の流れが非常に強いパワースポットとして知られています。訪れる人々は、境内に足を踏み入れた瞬間から、清らかで力強いエネルギーを感じると言われています。特に、本殿裏にある「水源の杜」や、そこから湧き出る「東御手洗」周辺は、ひんやりとした空気の中に強い生命力を感じられる場所です。
- 見どころ:
- 本殿: 重厚な造りで、歴史を感じさせる佇まいです。
- 拝殿: 広々とした空間で、参拝者が静かに祈りを捧げることができます。
- 五色神龍総拝殿: 五色の幣を祀り、独特の雰囲気を醸し出しています。
- 東御手洗(ひがしおみたらい): 湧水が流れ出る神聖な場所。古くから禊の場として使われてきたと伝えられています。
- 水源の杜: 樹齢数百年の巨木が立ち並び、神秘的な雰囲気に包まれています。
- 高天原遥拝所: 天岩戸神話にゆかりのある高天原を遥拝できる場所です。
- 体験できること:
- 参拝: 古代からの信仰を受け継ぐ神聖な空間で、静かに祈りを捧げることができます。
- 御朱印の授与: 社務所にて、幣立神宮の御朱印をいただくことができます。
- お守り・お札の授与: 様々なご利益のあるお守りやお札が授与されています。
- 奉納: 五色の幣を奉納することができます(社務所にて)。
- おすすめの時期・時間帯: 新緑が美しい春や、紅葉が見られる秋は、自然のエネルギーをより強く感じられるでしょう。早朝や夕暮れ時は、人も少なく静かで、より神聖な雰囲気を味わえます。
- 周辺情報:
- 上色見熊野座神社: 参道に続く100基以上の灯籠が幻想的な雰囲気を醸し出す神社です。
- 阿蘇ミルク牧場: 阿蘇の雄大な自然の中で、動物との触れ合いやグルメを楽しめます。
- 高森湧水トンネル公園: 涼やかなトンネル内には、アート作品や水遊び場などがあります。
- 高森町内には、美味しい郷土料理を提供する飲食店や、温泉旅館なども点在しています。
④ 訪れる際の注意点・マナー
- 服装: 特に決まりはありませんが、神聖な場所ですので、露出の多い服装は避け、清潔感のある服装を心がけましょう。
- 持ち物: 雨具や歩きやすい靴があると便利です。特に水源の杜周辺は足元が滑りやすい場所もあります。
- 参拝方法: 二拝二拍手一拝の作法で丁寧に参拝しましょう。
- 境内での行動: 静かに参拝し、騒いだり、他の参拝者の迷惑になるような行為は避けましょう。
- 自然への配慮: 御神木や植物を傷つけたり、ゴミを放置したりする行為は慎みましょう。
- 写真撮影: 許可されていない場所や、他の参拝者の迷惑になるような撮影は控えましょう。
幣立神宮は、訪れる人々に深い安らぎと力を与えてくれる、特別な場所です。ぜひ一度足を運び、その神秘的なエネルギーを感じてみてください。
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