三重県のパワースポット

三重県には、古くから人々の信仰を集めてきた歴史ある神社仏閣や、豊かな自然が育んだパワースポットがたくさんあります。今回は、その中でも特に人気のあるパワースポットを2箇所、ご紹介します。

1. 伊勢神宮

三重県のパワースポット：伊勢神宮

① 概要

スポット名: 伊勢神宮（いせじんぐう）

住所: 三重県伊勢市宇治館町1

ジャンル: 神社、聖地

歴史・伝説: 伊勢神宮は、内宮（皇大神宮）と外宮（豊受大神宮）を中心とした125の社からなる日本最高位の神社の一つです。内宮には皇室の御祖先の神である天照大御神（あまてらすおおみかみ）が、外宮には衣食住の守り神である豊受大御神（とようけのおおみかみ）が祀られています。創建は2000年以上前とも言われ、日本の神道の中心として、皇室をはじめ多くの人々の崇敬を集めてきました。20年に一度行われる式年遷宮は、社殿や神宝を新しく造り替える神事で、日本の伝統と文化を今に伝える重要な行事です。

ご利益・効果: 国家安泰、皇室繁栄、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全など、広範囲にわたるご利益があるとされています。特に内宮は開運招福、外宮は衣食住の安定にご利益があると信じられています。訪れることで、清らかなエネルギーを感じ、心の安寧や新たな活力を得られると言われています。

営業時間・拝観時間:

内宮・外宮：原則として終日参拝可能ですが、参拝時間は季節や行事によって一部制限される場合があります。
神楽殿・御札授与所など：午前5時から午後6時（季節により変動あり）

定休日: 年中無休

料金: 参拝無料

公式サイト・関連サイト:

② アクセス

公共交通機関:

近鉄電車:
- 内宮：宇治山田駅または五十鈴川駅からバスで約15～20分（内宮前下車）
- 外宮：伊勢市駅から徒歩約5分
JR:
- 外宮：伊勢市駅から徒歩約5分
バス:
- 三重交通バスが、近鉄宇治山田駅、五十鈴川駅、伊勢市駅などから伊勢神宮内宮・外宮方面へ運行しています。

車:

伊勢自動車道: 伊勢西ICまたは伊勢ICから約5～10分
駐車場: 内宮周辺、外宮周辺に複数の有料駐車場があります。特に土日祝日や連休、お正月期間などは大変混雑しますので、公共交通機関の利用も検討しましょう。

③ 魅力と特徴

エネルギーの特色: 伊勢神宮全体が神聖な空気に包まれており、特に樹齢数百年の木々に囲まれた参道や、五十鈴川の清流からは、力強くも穏やかなエネルギーを感じることができます。内宮の宇治橋を渡る瞬間や、正宮の前に立つと、特別な力を感じると言われています。外宮は、落ち着いた雰囲気の中で、大地の恵みや生活の安定を祈るのに適したエネルギーに満ちています。

見どころ:

内宮:
- 宇治橋: 俗界と聖界を結ぶとされる大きな木造の橋。渡る際には一礼するのが習わしです。
- 五十鈴川御手洗場: 清らかな五十鈴川で手を洗い、心身を清めます。
- 正宮（皇大神宮）： 天照大御神が祀られる最も神聖な場所。
- 荒祭宮: 内宮別宮の一つで、強いエネルギーを持つと言われています。
- 神楽殿: お神楽などの神事が行われる場所。御朱印やお守りもこちらで授与されます。
外宮:
- 火除橋: 外宮の入り口にかかる橋。
- 正宮（豊受大神宮）： 豊受大御神が祀られる場所。
- 多賀宮: 外宮別宮の一つで、長寿の神様が祀られています。
- 土宮・風宮: 農耕や風雨の神様が祀られています。

体験できること:

参拝: 静かに手を合わせ、日々の感謝や祈りを捧げます。
御朱印の授与: 内宮・外宮の神楽殿などで御朱印をいただくことができます。
お守り・お札の授与: 様々な種類のお守りやお札が授与されています。
神楽奉納: 事前予約が必要な場合がありますが、神楽を奉納することができます。
せんぐう館: 式年遷宮に関する展示を見学し、伊勢神宮の歴史や文化を学ぶことができます（外宮に隣接）。

おすすめの時期・時間帯:

新緑の季節（春）や紅葉の季節（秋）： 参道の自然が美しく、心地よい気候の中で参拝できます。
早朝: 比較的参拝者が少なく、静かで清々しい空気の中で参拝できます。
お正月: 初詣には多くの人が訪れますが、特別な賑わいを感じることができます。

周辺情報:

おはらい町・おかげ横丁: 伊勢神宮内宮の門前町として栄え、土産物店や飲食店が軒を連ねます。伊勢うどんやてこね寿司などのご当地グルメも楽しめます。
夫婦岩: 伊勢市二見興玉神社にある、海中に立つ大小二つの岩。日の出の名所としても知られています。
鳥羽水族館: 約1200種類もの海の生き物を飼育する大型水族館。
ミキモト真珠島: 真珠の養殖技術を確立した御木本幸吉に関する博物館や真珠のショップがあります。

④ 訪れる際の注意点・マナー

服装: 特に決まりはありませんが、神聖な場所ですので、露出の多い服装は避け、清潔感のある服装を心がけましょう。
持ち物: 特に必要なものはありませんが、歩きやすい靴がおすすめです。雨具も用意しておくと安心です。
参拝方法:
- 鳥居の前では軽く一礼をしましょう。
- 参道の中央は神様の通り道とされているため、できるだけ端を歩きましょう。
- 手水舎で手と口を清めてから参拝します。
- 拝殿では静かに手を合わせ、感謝の気持ちや願い事を込めてお祈りしましょう。
- 写真撮影は許可されている場所で行い、他の参拝者の迷惑にならないように配慮しましょう。
- ゴミは必ず持ち帰りましょう。
その他: 神域内は禁煙です。動植物を採取したり、傷つけたりする行為は慎みましょう。静粛を保ち、他の参拝者の迷惑にならないように心がけましょう。

2. 椿大神社

三重県屈指のパワースポット「椿大神社」

① 概要

スポット名: 椿大神社（つばきおおかみやしろ）

住所: 三重県鈴鹿市山本町1871

ジャンル: 神社

歴史・伝説: 椿大神社は、猿田彦大神（さるたひこのおおかみ）を主祭神とする、全国二千余社の猿田彦大神を祀る神社の総本社です。創建は垂仁天皇の御代と伝えられる歴史を持ち、「地祇猿田彦大御祖神社（くにつちさるたひこおおみおやしろ）」とも称されます。導きの神、開運の神として広く信仰を集め、特に交通安全、事業繁栄、家内安全にご利益があるとされています。境内には、天照大御神（あまてらすおおみかみ）を祀る別宮椿岸神社（つばききしじんじゃ）があり、こちらは縁結び、夫婦円満、子授けの神として女性からの信仰が篤いです。また、松下幸之助氏が篤く信仰したことでも知られています。

ご利益・効果: 開運招福、交通安全、事業繁栄、家内安全、縁結び、夫婦円満、子授け

営業時間・拝観時間: 境内自由

定休日: 無休

料金: 境内自由

公式サイト・関連サイト

　　椿大神社

② アクセス

公共交通機関:

近鉄鈴鹿線「椿駅」から三重交通バス「椿大神社」行きに乗車、終点下車（約15分）。バスは1時間に1～2本程度運行しています。
JR関西本線「加佐登駅」からタクシーで約15分。

車:

東名阪自動車道「鈴鹿IC」から約20分。
駐車場：無料駐車場あり（普通車約500台、大型バス駐車可）。ただし、正月や例祭などの祭事期間中は混雑が予想されます。

③ 魅力と特徴

エネルギーの特色: 境内全体に清浄で力強いエネルギーが満ちており、訪れると身が引き締まるような感覚を覚えるでしょう。特に本殿周辺や、別宮である椿岸神社周辺は、それぞれ異なる質のエネルギーを感じることができます。猿田彦大神を祀る本殿は、力強く道を切り開くような、前向きなエネルギーに満ちています。一方、椿岸神社は、穏やかで優しい、良縁を引き寄せるような温かいエネルギーに包まれています。

見どころ: