徳島県の人気観光スポット

吉野川 各地の人気観光スポット

徳島県の人気観光スポットを5つご紹介します。それぞれの良い所と残念な所も説明します。

1. 鳴門の渦潮(徳島県鳴門市)

鳴門の渦潮は、徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間にある鳴門海峡で発生する自然現象です。世界三大潮流の一つとしても数えられ、そのダイナミックな渦は多くの観光客を魅了します。

歴史的な成り立ち

  • 鳴門海峡は、瀬戸内海と紀伊水道を結ぶ狭い海峡であり、満潮と干潮の際に激しい潮流が発生します。
  • この潮流が、海底の複雑な地形とぶつかり合うことで、大小様々な渦潮が生まれます。
  • 古くからその存在は知られていましたが、江戸時代には阿波藩の蜂須賀家が渦潮見物のための船を出していた記録が残っています。
  • 明治時代以降、観光地として徐々に整備され、現在では遊覧船や観潮船など、様々な方法で渦潮を見学できるようになりました。

良い所

  • 自然の雄大さ: 大自然が生み出すダイナミックな渦潮は、まさに圧巻の一言です。
  • 時間や季節による変化: 渦潮の大きさや形は、潮の満ち引きや季節によって変化するため、何度訪れても異なる表情を見せてくれます。
  • 多様な観潮方法: 遊覧船、観潮船、大鳴門橋遊歩道「渦の道」など、様々な角度から渦潮を観察できます。
  • 周辺観光: 大塚国際美術館や鳴門公園など、周辺にも観光スポットが充実しています。
  • グルメ: 鳴門鯛や鳴門金時など、地元ならではの美味しいグルメも楽しめます。

残念な所

  • 見頃の時間帯: 渦潮は常に発生しているわけではなく、潮の干満差が大きい時間帯が見頃となります。事前に潮見表を確認する必要があります。
  • 天候による影響: 悪天候や海の状態によっては、船が欠航したり、渦潮が見えにくくなることがあります。
  • 混雑: 特に大型連休や潮の良い時間帯は、多くの観光客で賑わいます。

見どころスポット

  • 観潮船: 間近で迫力ある渦潮を体感できる人気の方法です。様々な船会社が運航しています。
  • 大鳴門橋遊歩道「渦の道」: 大鳴門橋の橋桁下に設置された遊歩道で、ガラス床を通して真下に見える渦潮はスリル満点です。
  • 鳴門公園: 渦潮全体を見渡せる展望台がいくつかあります。
    • 千畳敷展望台: 広い視野で渦潮を見下ろせます。
    • 亀浦展望台: 大鳴門橋と渦潮を同時に見られる人気スポットです。
    • お茶園展望台: 少し離れた場所から、ゆったりと渦潮を眺められます。
  • 大塚国際美術館: 世界の名画を陶板で再現した美術館で、渦潮観光と合わせて楽しめます。
  • 道の駅くるくるなると: 鳴門の特産品やお土産が揃い、渦潮に関する情報も得られます。

観光のヒント

  • 事前にインターネットなどで潮見表を確認し、見頃の時間帯に合わせて訪れるのがおすすめです。
  • 各観潮施設の情報を事前に調べて、自分に合った方法を選びましょう。
  • 天候が悪くなりそうな場合は、事前に運行状況などを確認しましょう。
  • 周辺の観光スポットと合わせて計画を立てると、より充実した旅になります。
  • 鳴門鯛を使った料理は絶品なので、ぜひ味わってみてください。

鳴門の渦潮は、自然の驚異と美しさを感じられる、徳島県を代表する観光スポットです。ぜひ、その目でダイナミックな渦潮を体感してみてください。

2. 大塚国際美術館(徳島県鳴門市)

大塚国際美術館は、徳島県鳴門市にある、世界の名画を陶板で原寸大に再現・展示するユニークな美術館です。その規模と質の高さで、国内外から多くの観光客を魅了しています。

歴史的な成り立ち

  • 大塚製薬グループ創業75周年記念事業として、1998年3月に開館しました。
  • 大塚グループが長年培ってきた陶板技術を応用し、世界26ヶ国、190余りの美術館が所蔵する西洋名画約1,000点を、オリジナル作品と寸分違わぬ大きさと色彩で再現・展示しています。
  • 劣化しない陶板の特性を活かし、2,000年以上にわたって色褪せない名画を鑑賞できることが特徴です。

良い所

  • 圧倒的な展示規模: 約1,000点もの西洋名画を原寸大で鑑賞できる美術館は、世界的に見ても類を見ません。
  • 劣化しない陶板: 陶板で再現されているため、気候や時間による劣化の心配がなく、いつ訪れても美しい状態で名画を楽しめます。
  • 写真撮影が可能: 多くの美術館で禁止されている写真撮影が、一部を除き可能です(フラッシュ撮影は禁止)。
  • 時代やテーマに沿った展示: 時代やテーマごとに展示されており、西洋美術の流れを分かりやすく学ぶことができます。
  • 作品解説: 音声ガイドや解説パネルが充実しており、作品への理解を深めることができます。
  • アクセス: 神戸淡路鳴門自動車道鳴門北ICからすぐと、車でのアクセスが便利です。

残念な所

  • オリジナル作品ではない: あくまで陶板による複製であるため、オリジナル作品の持つ質感や雰囲気とは異なる場合があります。
  • 広大な展示スペース: 展示スペースが非常に広いため、全てをじっくり鑑賞するには時間と体力が必要です。
  • 入館料: 一般入館料は比較的高めに設定されています。

見どころスポット

  • システィーナ礼拝堂: ミケランジェロの傑作「最後の審判」や天井画を、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂と全く同じ空間で体感できます。
  • スクロヴェーニ礼拝堂: ジョットのフレスコ画で埋め尽くされた礼拝堂を再現。鮮やかな色彩と物語性豊かな表現に圧倒されます。
  • 最後の晩餐: レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作を、オリジナルと同じ大きさと臨場感で鑑賞できます。
  • ゲルニカ: ピカソの代表作を、その巨大なスケールで体感できます。
  • モネの「大睡蓮」: モネが晩年に描いた巨大な睡蓮の連作を、自然光に近い環境で鑑賞できます。
  • 各時代の代表的な作品: ルネサンス、バロック、印象派など、西洋美術史を彩る名画の数々を堪能できます。

観光のヒント

  • 事前に公式サイトで展示内容や見どころをチェックしておくと効率よく鑑賞できます。
  • 館内は広いので、歩きやすい靴で訪れましょう。
  • 音声ガイドを借りるのがおすすめです。
  • レストランやカフェも併設されているので、休憩を挟みながらゆっくりと鑑賞できます。
  • 周辺には、鳴門海峡や渦の道など、他の観光スポットもあります。

大塚国際美術館は、陶板というユニークな手法で世界の名画に触れることができる、他に類を見ない美術館です。西洋美術に興味のある方はもちろん、そうでない方もきっと楽しめるはずです。ぜひ、訪れてみてください。

3. 祖谷(いや)のかずら橋(徳島県三好市)

祖谷のかずら橋は、徳島県三好市西祖谷山村にある、シラクチカズラ(重さ約5トン)で作られた珍しい吊り橋です。日本三大奇橋の一つに数えられ、その歴史とスリル満点の体験から、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

歴史的な成り立ち

  • 祖谷のかずら橋の正確な創建年代は不明ですが、平家の落人が追手から逃れるために架けたという伝説が残っています。
  • また、弘法大師が架けたという説もあります。
  • 当時は、祖谷川を渡るための重要な生活道路として利用されていました。
  • かつては、祖谷に13本のかずら橋があったとされていますが、現存するのはこの橋と奥祖谷二重かずら橋のみです。
  • 現在の橋は、3年ごとに架け替えが行われています。

良い所

  • 珍しい構造: シラクチカズラで作られた吊り橋という、他に類を見ない珍しい構造をしています。
  • スリル満点の体験: 歩くたびにギシギシと揺れ、足元の隙間からは川面が見えるため、スリル満点の体験ができます。
  • 美しい自然: 祖谷渓谷の豊かな自然の中に架かっており、周囲の景観も楽しめます。
  • 歴史と伝説: 平家の落人伝説など、歴史とロマンを感じることができます。

残念な所

  • 混雑: 特に観光シーズンや連休は、橋を渡るのに長い待ち時間が発生することがあります。
  • 足場の悪さ: かずらで作られているため、足元が不安定で滑りやすい場所があります。
  • 高所恐怖症の方には不向き: 高さがあるため、高所恐怖症の方には厳しいかもしれません。

見どころスポット

  • かずら橋: 全長45m、幅2m、谷底からの高さ14mの吊り橋そのものが最大の魅力です。
  • 琵琶の滝: かずら橋から少し歩いたところにある滝で、平家の落人が琵琶を奏でたという伝説があります。
  • 祖谷渓谷: かずら橋周辺のV字型の美しい渓谷です。
  • ひの字渓谷: 祖谷渓谷の中でも特に景観が良いとされる場所です。
  • 小便小僧: 祖谷渓谷を見下ろす断崖に立つ小便小僧の像。昔、旅人が小便をして度胸試しをしたという言い伝えがあります。

観光のヒント

  • 歩きやすい靴で訪れましょう。
  • 雨の日や雨上がりは滑りやすいので注意が必要です。
  • 混雑を避けるなら、早朝や夕方に訪れるのがおすすめです。
  • 周辺には、祖谷温泉などの温泉地や、大歩危・小歩危などの景勝地もありますので、合わせて観光するのも良いでしょう。

祖谷のかずら橋は、自然と歴史、そしてスリルを味わえる魅力的な観光スポットです。ぜひ、訪れてその独特な雰囲気を体験してみてください。

4. 阿波おどり会館(徳島県徳島市)

阿波おどり会館は、徳島県徳島市にある、阿波おどりの魅力を一年中体験できる施設です。阿波おどりの歴史や文化を学び、実際に踊りを体験したり、迫力ある阿波おどりのショーを鑑賞したりすることができます。

歴史的な成り立ち

  • 阿波おどりは、江戸時代初期から続く徳島県を代表する伝統芸能です。
  • 阿波おどり会館は、1999年7月17日にオープンしました。
  • 阿波おどりの保存・継承と、観光振興を目的として設立されました。
  • 年間を通して阿波おどりの魅力を発信し、観光客だけでなく地元の人々にも親しまれています。

良い所

  • 一年中阿波おどりを体験できる: 8月の阿波おどり期間以外でも、毎日阿波おどりのショーを鑑賞できます。
  • 阿波おどりを学べる: 阿波おどりの歴史や衣装、鳴り物などを展示で学ぶことができます。
  • 踊りを体験できる: 実際に阿波おどりの踊り方を教えてもらい、体験することができます。
  • お土産も充実: 阿波おどりグッズやお土産品を購入できるショップがあります。
  • 夜には阿波おどり: 夜には、より本格的な阿波おどりの公演を楽しむことができます。

残念な所

  • ショーの時間: ショーの時間が決まっているため、時間に合わせた計画が必要です。
  • 混雑: 特に観光シーズンや阿波おどり期間中は混雑することがあります。
  • 体験の予約: 踊り体験は事前に予約が必要な場合があります。

見どころスポット

  • 阿波おどりホール: 毎日、昼と夜に阿波おどりのショーが開催されます。
  • 阿波おどりミュージアム: 阿波おどりの歴史や文化、衣装、鳴り物などを展示しています。
  • あるでよ徳島: 徳島県内の特産品やお土産品を販売しているショップです。
  • 眉山ロープウェイ: 会館の隣にある眉山山頂へ向かうロープウェイで、徳島市街を一望できます。

観光のヒント

  • ショーの時間は事前に公式サイトで確認しましょう。
  • 踊り体験を希望する場合は、事前に予約することをおすすめします。
  • 阿波おどり期間中(8月12日~15日)は、街全体が阿波おどりの熱気に包まれます。
  • 阿波おどり会館と合わせて、眉山ロープウェイで山頂からの景色を楽しむのもおすすめです。

阿波おどり会館は、阿波おどりの魅力を存分に体験できる施設です。ぜひ、徳島を訪れた際には立ち寄ってみてください。

5. 剣山(つるぎさん)(徳島県つるぎ町)

剣山(つるぎさん)は、徳島県つるぎ町に位置する標高1,955mの西日本第二の高峰であり、日本百名山の一つにも数えられる人気の観光スポットです。その名の通り、山頂付近の険しい地形が特徴で、豊かな自然と歴史、そして神秘的な雰囲気が魅力です。

歴史的な成り立ち

  • 剣山は、古くから修験道の山として知られ、山頂には剣山神社奥宮が鎮座しています。
  • 役行者(えんのぎょうじゃ)が開山したと伝えられ、山中には修行の跡が数多く残っています。
  • 剣山という名前は、山頂付近に宝剣が埋められているという伝説に由来するとも言われています。
  • 近年では、登山やハイキングのコースとして整備され、多くの登山愛好家や観光客が訪れるようになりました。

良い所

  • 雄大な自然: 四季折々の美しい自然を満喫できます。特に、夏の新緑や秋の紅葉は格別です。
  • 山頂からの絶景: 山頂からは、四国山地の雄大な山々や、天候によっては瀬戸内海まで見渡せる大パノラマが広がります。
  • 高山植物: 標高が高いため、シコクコザクラやツルギミツバツツジなど、貴重な高山植物を観察できます。
  • 登山ルートの多様性: 初心者向けの緩やかなコースから、健脚者向けの本格的な縦走コースまで、様々なレベルの登山者に対応したルートがあります。
  • リフトの利用: 山頂近くまでリフトでアクセスできるため、体力に自信のない方でも気軽に絶景を楽しめます。
  • 神秘的な雰囲気: 修験道の山としての歴史を持ち、山頂の神社や巨石など、神秘的な雰囲気が漂っています。

残念な所

  • 天候の変化: 山岳地帯のため、天候が変わりやすく、霧や雨などで視界が悪くなることがあります。
  • 冬季の積雪: 冬季は積雪が多く、登山道が閉鎖されることがあります。
  • アクセス: 周辺の主要都市からのアクセスは、やや時間がかかる場合があります。公共交通機関の本数も限られています。
  • 山頂付近の寒さ: 夏でも山頂付近は気温が低くなることがあるため、防寒対策が必要です。

見どころスポット

  • 剣山頂上ヒュッテ: 山頂直下にある宿泊施設で、食事や休憩に利用できます。
  • 剣山神社奥宮: 山頂に鎮座する神社で、神聖な雰囲気が漂っています。
  • 一ノ森、二ノ森、三ノ森: 剣山から続く稜線上のピークで、それぞれ異なる景色を楽しめます。
  • 大剣神社: 剣山の山腹にある神社で、宝剣伝説にゆかりがあります。
  • 見ノ越: 剣山への主な登山口で、リフト乗り場や駐車場があります。
  • 剣山リフト: 見ノ越から西島駅までを結ぶリフトで、手軽に標高を上げることができます。
  • 高山植物群落: 山頂付近や稜線には、貴重な高山植物が群生しています。

観光のヒント

  • 登山をする場合は、事前に登山情報を確認し、装備を万全にしてください。
  • 天候が変わりやすいので、雨具や防寒具を必ず持参しましょう。
  • 水分や食料を十分に用意しましょう。
  • リフトの運行状況や登山道の状況を事前に確認しておくと良いでしょう。
  • ゴールデンウィークや紅葉シーズンは、登山者が多くなるため、時間に余裕を持って計画しましょう。

剣山は、雄大な自然と歴史、そして神秘的な魅力が詰まった山です。登山やハイキングだけでなく、リフトを利用して気軽に絶景を楽しむこともできるため、多くの人々におすすめできる観光スポットです。

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